新しい Office を最新に更新する

Office 365 ProPlus や Note PC 購入時に新しい Office がついていた方々は、Office のインストールや更新に「クイック実行」と呼ばれる方式が採用されているわけですが、2014 年 4 月の PU (Public Update) の内容が含まれた最新のビルド (15.0.4605.1003) が提供されています。

April 2014 Office Update Release
http://blogs.technet.com/b/office_sustained_engineering/archive/2014/04/08/april-2014-office-update-release.aspx

Office アプリケーションを起動して、Backstage ビュー ([ファイル] タブをクリックした際に表示される画面) の [Office アカウント] クリック後に表示されるページの [更新オプション] – [今すぐ更新] をクリックすると、更新版が確認されて、更新版があれば適用されます。なお、この [今すぐ更新] は Office 2013 の Service Pack 1 相当のビルド (15.0.4569.1507) がインストールされていると表示されるようになります。表示されない人は、[更新を無効にする] を選択後に [更新を有効にする] を選択することで代用可能です。

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更新が終われば、バージョンに「15.0.4605.1003」と表示されているはずです。

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なぜ、今回、急にこんな内容を記載したかというと、Outlook 起動時に UI がおかしくなる (うまく描画されない) という現象に遭遇していたのですが、最新にすることで解決したので、ちょっと嬉しかったからです…

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OneNote のメールによる保存機能

OneNote に、me@onenote.com 宛てにメールを送るとメールの内容を保存してくれる機能が提供開始になって少し経ちましたが、利用されているでしょうか。

me@onenote.com を使用してメールから OneNote にノートを送信する
http://blogs.technet.com/b/microsoft_office_/archive/2014/03/26/email-your-notes-into-onenote-with-me-onenote-com.aspx

利用開始までの手順は上記のサイトを見てもらえばいいですので、ここではどういう場面で便利なのか少し考えてみましょう。私自身、この利用方法が最も多いです。

  1. 通勤などの移動時間中にスマートフォンでニュースの Web サイトやニュースまとめ読みツール (SmartNews や Gunosy) で、業務に関連するなどで後でじっくり見たい Web ページを発見します。
    ここで、タブレット端末が自由に利用できれば問題ないのですが、交通機関は混んでいますので、なかなかそういうわけにもいきません。
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  2. スマートフォンの Web ブラウザには、通常は URL をメールで送信する機能がついていますので、それを利用して me@onenote.com 宛てに送ります。
    下記では、iPhone の Safari から送ってみます。
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  3. 会社や自宅に到着したら、PC や Mac で OneNote クライアントを開いて (当然、Web ブラウザ版の OneNote Online でも構いません)、OneDrive 上に存在する [個人用 (Web)] ノートブックの [クイック ノート] セクションの最後に送ったメールのタイトルでページが作成されています。
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  4. 表示されているリンクをクリックして、該当の Web ページを表示したら、スマートフォンでは出来ないような操作 (例えば、印刷したり、Excel に取り込んだり、社外からアクセスできない情報共有サイトにこれらの情報を書き込んだり) を思う存分行ってください。
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上記に記載したのは、私がよく使う、誰でも思いつき易い利用方法ですが、Web サイトのクリッピングを行う OneNote Clipper、Windows Phone をスキャナー代わりに利用する Office Lens、スキャナーから直接 OneNote に送る機能など新しい機能で利用効果がさらに高まりますので、定期的に http://www.onenote.com/ にアクセスすることをお薦めします。

Power Query による公開 API の利用 (XML 出力編)

現場社員が自らデータ分析を行うための新しいサービスである Power BI for Office 365 の Power Query を利用して、公開されている API として記載されているデータを利用してみましょう。公開されている API は以下のサイトにまとめられていますので、ご活用ください。

日本の全エンジニアに捧ぐ!現在公開されているAPI一覧【2013年版】
http://www.find-job.net/startup/api-2013

今回のターゲットは、アニメマップさんが提供されている「アニメ番組表 API」です。例えばとして、広告会社の現場社員がテレビ局に今後のアニメ番組の方向性を提案するための現状分析の一環だと考えてください。同じように API が用意されていれば、社内外のデータは同じように分析可能です。
今回は簡単に操作するために、入力形式が URL で、出力形式が XML の東京都の番組データを利用してみましょう。完成すると、このようなレポートになります。

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なお、今回は Power Query の少し高度な利用方法として、で関数を作成して利用してみます。Power Query では、関数まで作成できてしまうという、言語的な側面も持っている機能です。

XML データの取り込み

XML データの取り込みは、Power Query を利用すれば、超簡単です。

  1. まずは、[POWER QUERY] タブの [外部データの取り込み] – [ファイルから] – [XML から] を選択します。
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  2. ファイル名に URL (今回の場合は http://animemap.net/api/table/tokyo.xml) を入力します。
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  3. クエリ エディターが起動しますので、忘れないように [クエリの設定] ペインの [プロパティ] – [名前] に適切な名称 (今回は「アニメ番組 (東京)」) と入力し、表の 3 行 3 列目 (「response」の右側) の「Table」をクリックします。これで、取得した XML の response 要素の内容にドリルダウンします。
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  4. 表の 2 行 2 列目 (「item」の右側) の「Table」をクリックします。これで、取得した XML の response 要素下の item 要素の内容にドリルダウンします。image
  5. 取得直後の状態です。
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  6. 不要な列を削除 (列名を右クリックして [削除] を選択) し、
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    列名を変更 (列名を右クリックして [名前の変更…] を選択) します。
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  7. [クエリの設定] ペインの [読み込みの設定] を以下のように指定します。
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  8. これで、一応、形が出来上がりですが、[放送時間] 列の時間が「25:35」など、所謂 24 時間表記ではないので、次に、この変換処理を行う関数を作成します。
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関数の作成

関数の作成は少しコツがあるので、ここで慣れましょう。

  1. 上記のクエリ エディターを保存し閉じて、[POWER QUERY] タブの [外部デーの取り込み] – [その他のソースから] – [空のクエリ] を選択します。image
  2. 忘れないように [クエリの設定] ペインの [プロパティ] – [名前] に適切な名称 (今回は「fConvert24Time」) と入力し、[読み込みの設定] のチェックを全て外します。
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  3. [ビュー] – [詳細エディター] を選択します。
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  4. [詳細エディター] ダイアログに、以下のように入力します。関数の内容は後ほど記載します。

    let Convert24Time = (OrgTime as text) as time =>
      let
        TempTime = Text.Split(OrgTime, “:”),
        TempTime1 = Number.FromText(TempTime{0}),
        OutputTime = Time.FromText(if TempTime1 >= 24 then Number.ToText(TempTime1 – 24, “D”) & “:” & TempTime{1} else Number.ToText(TempTime1) & “:” & TempTime{1})
      in
        OutputTime
    in
        Convert24Time

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  5. クエリ エディターが以下のように表示されれば、関数の作成は完了です。次に、この関数の呼び出します。
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関数の内容

関数の内容は、1 行目 (let Convert24Time = (OrgTime as text) as time =>) でテキスト型の引数を一つ持ち、結果が時間型で返って来ることを示しており、2~5 行目に処理内容 (文字列を分割して、24 以上の時間は 24 引いて、時間型の値を生成) を、7 行目には処理で生成された変数 (OutputTime) を、9 行目には 1 行目で指定した名称 (Convert24Time) をそのまま記載します。

1: let Convert24Time = (OrgTime as text) as time =>
2:  let
3:    TempTime = Text.Split(OrgTime, “:”),
4:    TempTime1 = Number.FromText(TempTime{0}),
5:    OutputTime = Time.FromText(if TempTime1 >= 24 then Number.ToText(TempTime1 – 24, “D”) & “:” & TempTime{1} else Number.ToText(TempTime1) & “:” & TempTime{1})
6:  in
7:    OutputTime
8: in
9:    Convert24Time

関数の呼び出し

作成した関数を呼び出すように、最初に作成したクエリに変更を加えます。

  1. 上記のクエリ エディターを保存し閉じて、[POWER QUERY] タブの [クエリの管理] – [ブック] で [ブック クエリ] ペインを開き、「アニメ番組 (東京)」を右クリックし、[編集] を選択します。
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  2. [挿入] – [カスタム列の挿入] を選択します。
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  3. 「カスタム列の挿入」ダイアログが表示されるので、「放送時間」を選択し、[< < 挿入] をクリック後に、[新しい列名] に「放送時間 (24h表記)」、[カスタム列の式] に「fConvert24Time([放送時間])」を入力します。
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レポートの作成

レポートの作成には、いつものように Power View を利用します。

  1. [挿入] – [レポート] – [パワー ビュー] でパワー ビューのシートを追加します。
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  2. 以下の設定のタイル視覚エフェクト (レポート左上) を追加します。
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  3. 以下の設定の円グラフ視覚エフェクト (レポート右上) を追加します。
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  4. 最後に、以下の設定の集合縦棒グラフ視覚エフェクト (レポート下) を追加すれば完成です。
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ここまでの手順で、以下のようなレポート画面が表示されているはずです。グラフの色々なところをクリックすると、全てのグラフが絞り込まれた結果としてアニメーション表示され、非常に分かり易いですので、是非試してみてください。
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更に効率的な利用方法

Power BI for Office 365 サービスの購入を行うと、作成した関数を含むクエリの共有が行えますので、現場社員間でクエリを共有することで、更に効果的なデータ分析が可能です。詳しくは、こちらを参照してください。
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情報源

Power Query の式に関しては、こちらを参照してください。

Power Query の式について
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel-help/learn-about-data-explorer-formulas-HA104003958.aspx

Office アドインの Office 2013 対応に関して

つい先日、某社が提供している Excel に対応しているアドイン ツールが Office 2013 に対応しているということで愛機にインストールしようとしたら、「Excel がインストールされていない」のようなメッセージでインストールできない。

…オイ…

理由は比較的ハッキリしているので、よくあるアドインの Office 2013 対応の失敗箇所を列挙していきます。アドイン開発ベンダーの皆さん、よろしくお願いします m(_|_)m

問題が発生する背景

簡単に記載すると、Office 2013 から 2 つのインストール形式に分かれたことに起因しています。
一つは、「Windows インストーラー」という、所謂古くからある Microsoft Office のインストール形式で、もう一つは、「クイック実行」という、Office 2013 から (厳密には Office 2010 の一部から) 提供されているインストール形式です。
ユーザーが購入した方法によって、どちらのインストール形式になるかを列挙にしてみます。

  • Windows インストーラー : ボリューム ライセンスで提供される Office 2013
  • クイック実行 : PIPC (パソコン購入時に Office 2013 搭載機を購入するケース)、FPP (家電量販店などで Office 2013 のパッケージを購入するケース)、Office 365 ProPlus (Office 365 というクライドの契約に含まれる Office)

上記を見るとわかるのですが、かなりの Office 2013 ユーザーはクイック実行のインストール形式だと思われます。Office のアドインを作成する際に、この多くのユーザーを抜きには語れないですよね!

パターン 1 : Office のインストールチェックに失敗

最初に間違えやすい箇所はは、Office のインストール チェックです。

まずは、MSDN の Outlook 2013 のインストール確認のページを参照してください。
このページの手順 2 「Proceed with this step if Outlook is not installed on the client computer:」がクイック実行でインストールされた PC に対する Office 2013 のインストール チェックになります。

Installation Checklist
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/office/ff759430.aspx

具体的には、レジストリの場所「HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\15.0\Common\InstallRoot\Virtual」に値の名前「VirtualXXX」が存在していれば該当する Office アプリケーションがインストールされており、その値のデータがインストールされている言語 (例: ja-jp) を表しています。
なお、「XXX」の文字列と Office アプリケーションは以下の通りです。

XXX の文字列

Office アプリケーション

Access Access 2013
Excel Excel 2013
Groove SkyDrive Pro 2013
InfoPath InfoPath 2013
Lync Lync 2013
OnNote OnNote 2013
Outlook Outlook 2013
PowerPoint PowerPoint 2013
Publisher Publisher 2013
Word Word 2013

パターン 2 : Office アドインのレジストリ情報の格納に失敗

もう一つ間違えやすいのが、レジストリに Office アドインの情報を書き込む際の場所の間違いです。

これまでの Windows インストーラー形式の場合には、以下の場所にキーを作成して情報を格納しています (なお、XXX は「Excel」などの Office アプリケーション名です)。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Office\XXX\AddIns

クイック実行形式の場合には、以下の場所にキーを作成して情報を格納しており、場所が違うので注意してください。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Office\15.0\ClickToRun\REGISTRY\MACHINE\Software\Wow6432Node\Microsoft\Office\XXX\Addins

なお、上記のレジストリの場所は、OS が 64 bit で、Office が 32 bit の場合ですので、ご注意ください。

パターン 3 : Office のインストール場所 (おまけ)

Office アドインの開発に直接は関係ないですし、少なくとも Office 2013 ではインストール形式による差はありませんが、Office がインストールされている場所は、以下のレジストリの場所の名前「Path」のデータ値で確認できます。クイック実行形式の場合には、必ず「C:\Program Files\Microsoft Office 15\Root\Office15\」になっています。こちらも、OS が 64 bit で、Office が 32 bit の場合ですので、ご注意ください。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Office\15.0\XXX\InstallRoot

参考

以下から、クイック実行の歴史を確認することが出来ます。

Click-to-Run and Office on Demand
http://blogs.office.com/b/office-next/archive/2012/08/27/click-to-run-and-office-on-demand.aspx

Power BI で楽々データ分析

はじめに

いきなりですが、なんとビッグデータにフォーカスした雑誌まで創刊する時代なようです。

日経ビッグデータ創刊
http://special.nikkeibp.co.jp/as/201401/bigdata/

個人的には「ビッグデータ (big data)」というキーワードは本当に好きではないのですが、その理由は名称にあります。”big data” という名称から、ついつい量的に BIG なデータの意味だと捉えがちです。実際に、この記事の執筆時点で Wikipedia には、ビッグデータとは『市販されているデータベース管理ツールや従来のデータ処理アプリケーションで処理することが困難なほど巨大で複雑なデータ集合の集積物』と書かれています。

本当に、商用 RDBMS で処理できない量のデータなんてあるのでしょうかね? 量的に BIG 以外の意味でビッグデータと言うケースもありますが、その場合には、「スーパーデータ」、「ニューデータ」や「ニュージェネデータ」のような「ビッグデータ」以外の用語を利用してもらえないかと心から願っています。
というわけで、BIG だろうが SMALL だろうが関係ない話をしたいので、ここでは外部の引用などを除いて「データ」と書きます。ビッグデータが好きな人はビッグデータと読み替えてください。

閑話休題

PRESIDENT Online のサイトにセブン&アイさんのインタビューが掲載されているように、最近では、本当に大切なことを理解されている企業や、そういった企業が存在することの情報も出てきています。

なぜ、セブンはビッグデータ分析する他社より日販が高いのか【1】
http://president.jp/articles/-/11579

他チェーンと12万円以上の平均日販の差が生まれるのは、アルバイトやパートのスタッフに至るまで、仮説・検証を徹底させ、1人ひとりがデータを読む力を持っていることが、大きな原動力になっているのです。

単にビッグデータの分析だけで勝てるわけではなく、個々の社員が『データを読む力』、つまり、BIG か SMALL かは関係なく「データ」を分析する力を持っているか、企業は個々の社員が如何に分析に必要な「データ」を提供できるか、が重要になることがわかります。

そこで、私を含めた一般社員がデータの分析を行いたいわけですが、「面倒なことはしたくないし、何したらいいかわからない」と行き詰りそうですが、まずは、「一般社員である私個人がこんなデータを簡単に確認できたら仕事に役立つなぁ」と考えるところから始めます。

何をやるか

今回は、私個人が私的に SharePoint 関連の情報発信/情報共有のために利用している Facebook ページに、私がいつ (= 何時頃に) よく投稿しているのかをグラフで見ることで、生活リズムとそれによる通常業務への影響がないかを確認してみることにします。

Facebook ページを管理している人にはご存知の通り、管理者向けには「インサイト」というものがあり、時系列で投稿のリーチなどが確認できるのですが、「何時に投稿したか」のように、今回、私が必要としている切り口では確認できません。その代り、Facebook には「Graph API」と呼ばれる投稿データにアクセスする API があるので、それでデータを取得して分析 (= 集計) してしまおう、というわけです。

何を使うか

やりたいことが決まったので、何を利用するを考えるわけですが、ここでは、記事執筆時点ではプレビュー版ですが、Power BI for Office 365 とします。これによって、以下のような特徴が活かせます。

  • データの分析といえば使い慣れた Excel ということで、Microsoft Office 2013 Professional Edition または Office 365 ProPlus を準備します。
  • 「Graph API なんてわからない!」と言う人も問題ありません。Power Query には、標準で Graph API を利用してデータを取得してくれる機能が備わっています。
  • 分析してカッコいいグラフを表示するために Excel 2013 のアドイン機能である Power View を利用します。

とうことで、以下の手順で環境の準備を行ってください。

  1. Excel 2013 を利用可能な状態にします
  2. こちらの手順に従って、Power View を利用可能にします
  3. ここから Power Query をダウンロードして、インストールします

Power Query でデータを取得

それでは、Power Query で Facebook ページからデータを取得しましょう。

  1. Excel を開いて、[POWER QUERY] タブの [その他のソースから] – [Facebook から] を選択します
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  2. 取得するデータの種類を聞かれるので、Facebook ページの名前と [種類] に [フィード] を選択します
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  3. Facebook へのサインインが必要ですので、Facebook ページ管理者のログイン情報を入力して、Microsoft Power Query for Excel による利用を許可してください
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  4. Power Query のクエリ エディターの画面が表示されます。この時点でデータが取得できていることがわかりますので、[名前] に適当な名称 (今回は「SharePointNow」) を記入します
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  5. 取得したデータのヘッダーの名前を変更したり、投稿日時の情報から「時間」の情報だけを取得したり、といった取得内容の加工を行います。
    Excel でデータを取得した後に加工してもいいのですが、データは時間と共に動的に変化しますので、取得時の取得方法を設定しておけば、データが増えても再取得するだけで済むので、こちらの方がいいでしょう。
    今回は、若干解説を端折りますが、以下の通りに加工しました。下線部分がそれぞれのステップ (= 処理) 名です。
    RemovedColumns : 今回不要な列 (“object_link”, “from”, “privacy”, “actions”, “shares”, “caption”, “icon”, “updated_time”, “likes”, “application”, “source”, “message_tags”, “to”, “comments”, “object_id”, “properties”, “story_tags”, “story”, “status_type”, “picture”) の削除
    ChangedType : created_time 列の型を「日付/時刻/タイムゾーン」に変更
    InsertedCustom : 式を「Time.Hour(DateTimeZone.ToLocal([created_time]))」とする [カスタム列の挿入] を実施
    ChangedType1 : 追加したカスタム列の型を「数値」に変更
    RenamedColumns : 追加したカスタム列の名前を「投稿時間」に、type 列の名前を「投稿種別」に変更
    InsertedCustom1 : 式を「Date.From(DateTimeZone.ToLocal([created_time]))」とする [カスタム列の挿入] を実施
    RenamedColumns1 : 追加したカスタム列の名前を「投稿年月」に変更
    ChangedType2 : 投稿年月列の型を「日付」に変更
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Power View でグラフを表示

以下のような手順で、Power Query で取得および加工したデータを Power View でグラフ表示します。

  1. 新しいシートで、[挿入] タブの [レポート] – [パワー ビュー] を選択します
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  2. タイトル (今回は「Facebook ページへの投稿時間」) を入力します
  3. Power View フィールドで、[Σ 値] と [軸] に [投稿時間]、[凡例] に [投稿種別] をドラッグ アンド ドロップし、[Σ 値] の [投稿時間] をクリックして [カウント (空白なし)] を、[軸] の [投稿時間] をクリックして [データのないアイテムの表示] を選択します
  4. Power View フィールドの [投稿年月] をクリックして、[ビュー フィルターに追加] を選択します

ここまでの操作で、以下のようなグラフが完成です!

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分析結果

実は予想通りではあるのですが、参加者に見てもらうためということから、午後によく投稿しています。

気づかされた点として、23~1 時台の投稿が多いことが気になります。帰宅後の投稿だと思いますが、しっかり就寝するべきですね。3~4 時台の投稿って、何を考えているのでしょうか。。。

現実には…

まず、上記には Power Query のステップは簡単に記載していますが、実際には Power View で良いグラフを表示するために何度も変更しています。現実も同じで、決して一回で完璧な分析が出来るわけではないことは理解していただいた方がいいでしょう。

また、今回は、自分の希望に適っているとはいえ、題材はあくまでもサンプルでしかありません。現実には以下のように役割ごとにやらなければならない可能性のある面倒なことがあります。製品やサービスででカバーできるものもあれば、企業文化に関わるところもありますので、後者はお手伝いできることもあるとは思いますが、最後には各企業でやるしかありません。

  1. IT 管理部門 : 絶対データは何処かにあるはずですので、如何にそれらの多岐に渡るデータをより多くの社員が取得できるように公開するか考えてください。Power BI for Office 365 を利用する場合、データの関連付けは一般社員が勝手にやるので、公開することを最優先にしましょう。
  2. システム インテグレーター : データを取得して再利用できないシステムの構築や提案は今後減らすようにしましょう。
  3. 経営層 : 最低限のコンプライアンスの順守はあるとは思いますが、如何にデータを企業内で再利用できるようにするのか検討すべきです。
  4. 一般社員 : Excel を操作でき、サンプルの Excel ファイルを自分の欲しい情報の取得や表示に変えられる程度の情報リテラシーは持ちましょう。また、IT 管理部門や経営層に対して、随時、「このデータがあれば、こんなデータ分析が出来るのに!」というフィードバックを行うことも重要でしょう。
  5. 一般社員の中で比較的 IT リテラシーの高い人 (パワー ユーザー) : 簡単でもいいのでデータを分析したサンプルを、他の一般社員の方々と共有しましょう。Power BI for Office 365 の「Power BI サイト」に Excel ファイルを置けば楽々共有です。

経験上、考えているだけでは永久に利用できるようになりませんので、まずはやってみるです。

参考情報

Power Query や Power View を含めた Power BI for Office 365 に関しては、以下のサイトをご確認ください。

Power BI Preview の入手 (英語)
http://powerbi.com

Power BI for Office 365 – 概要と学習
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel-help/HA104103581.aspx

Microsoft Power Query for Excel のヘルプ
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel-help/HA104003813.aspx

Power Query の式について
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel-help/learn-about-data-explorer-formulas-HA104003958.aspx

Power View: データの調査、ビジュアル化、プレゼンテーション
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel-help/HA102835634.aspx

また、YouTube の Office2013j チャネルには、早くも日本語で Power BI for Office 365 の動画が公開されています。今回の簡単なサンプル以上の素晴らしい動画が観れますので、是非、確認してみてください。

http://www.youtube.com/channel/UCJZA1fD97NyURw4Tuokqi1w

SkyDrive Pro client for Windows のダウンロード先が変更になりました

ビジネス用のオンライン ストレージ サービス SkyDrive Pro で利用可能な Windows PC 用のクライアント ソフトウェアである SkyDrive Pro client for Windows の日本語版は、先日までこちらからダウンロード可能でした。ですが、現時点ではダウンロードが行えないようになっています。

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結論としては、以下のページから言語と 32 bit 版か 64 bit 版かによって適切なリンクをクリックしてインストールする、ということになります。

SharePoint 2013 および SharePoint Online の Pro の SkyDrive 同期クライアントをインストールする方法
http://support.microsoft.com/kb/2903984

日本のユーザーであれば、「日本語版」と書かれた箇所の「SkyDrive Pro x 86」 (32 bit 版のことです) のリンクをクリックし、実行ダイアログが表示されるので [実行] ボタンをクリックし、インストールを行います。

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このような変更が行われた直接的な理由は、SkyDrive Pro client for Windows の展開方法の変更にあります。これまでは、Windows インストーラー形式 (所謂 MSI 形式) による展開でしたが、クイック実行形式と呼ばれる Office 2013 をパッケージで購入やクラウド版オフィスの Office 365 ProPlus を利用によって採用される展開方法へと変更となりました。
詳しくは、英語版の Windows インストーラー形式のダウンロード先である以下のページ (英語) を参照してください。

Download SkyDrive Pro client for Windows from Official Microsoft Download Center
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=39050

以下のページ (英語) も参考になりますので、併せてご確認を。

Standalone MSI-Based Download for SkyDrive Pro Removed for Good
http://windowsitpro.com/microsoft-office/standalone-msi-based-download-skydrive-pro-removed-good

OneNote for iOS および OneNote for Android のアプリ内課金に関して

OneNote のモバイル用アプリのアプリ内課金に関して少し誤解 (正確には最新の情報が伝わっていない) があるため、現在の情報をお伝えしておきたい。
その昔、iOS (iPhone および iPad) 用の OneNote および Android 用の OneNote アプリは無料版で扱えるノート数が 500 までに制限されており、アプリ内課金によって扱えるノート数に制限のないバージョンを利用することが出来ました。

OneNote Mobile for Android is now available worldwide
http://blogs.office.com/b/microsoft-onenote/archive/2012/02/07/onenote-mobile-for-android-is-now-available-worldwide.aspx
OneNote Mobile for Android is free to download and use for up to 500 notes. When you’ve reached this limit, you can upgrade the app for a one-time fee of US $4.99 for unlimited use.

http://ascii.jp/elem/000/000/655/655903/
無料版で扱えるノート数は500に制限されるが、アプリ内課金で制限が解除されたバージョンにアップグレードすることも可能。アップグレード料金は1300円(iPhone版は450円)である。

下記のブログに記載がある通り、現在では (= 2013 年 7 月以降にリリースされたアプリでは)、アプリ内課金を行うことなく扱えるシート数が無制限になっています。

Check out the new OneNote for iPad, iPhone and Android
http://blogs.office.com/b/office-news/archive/2013/07/01/check-out-the-new-onenote-for-ipad-iphone-amp-android.aspx
Finally, I’m happy to share that these apps are currently available for free with no limit on the number of notes you can create – another great update from the prior version.

上記の日本語翻訳のページが無いようですので、インターネット検索を行うと、どうしても古いアプリ内課金があるという情報が出てきてしまうので、誤解されずに、安心してガシガシと OneNote アプリを利用してください。

OneNote for iPhone
https://itunes.apple.com/jp/app/onenote/id410395246

OneNote for iPad
https://itunes.apple.com/jp/app/microsoft-onenote-for-ipad/id478105721

OneNote for Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microsoft.office.onenote