SharePoint 2013 検索機能のすゝめ (5)


SharePoint 2013 では、「クエリ処理」と呼ばれるコンポーネントによって、検索画面からの検索リクエストを受け取り、バーティカル検索ブレンド検索の実現や類義語辞書などによって適切な検索リクエストに変換を行った上で、検索インデックスに対して問い合わせを実行します。
こちらも、著書「Search Patterns」の一部の 6 スライド目で定義されている「Query」および「Result」と呼ばれる場所に相当する、非常に重要な要素です。ここでも、前回の (4) で示した「コンテンツ処理」と同様に、ここでどれだけ多くのロジックが実行でき、その管理が柔軟であるかがエンタープライズサーチの良し悪しを決定します

更に、SharePoint 2013 の検索機能におけるクエリ処理およびコンテンツ処理、つまり Search Patterns の Query/Result および Content の要素は、いずれもステートレスで動作しています。というのも、これらは多くのハードウェア リソース、特に CPU やメモリを消費する処理ですので、ステートレスで動作することによって大量の検索リクエストへの対応および大量の検索インデックス用のデータ作成に、ほぼリニアにスケールする構成によって的確に対応することを可能としています

[用語解説]

ステートレス = レスポンスを返す毎に処理が完結し、どこにも状態 (ステート) を保持しない。セッションなどを利用しない Web システムなどが該当します。

ステートフル = 状態 (ステート) を保持できることで、誰からのリクエストかを判断した処理を行うことが出来る。ユーザー毎に RDBMS へ接続するシステムや、セッションやクッキーを利用した Web のシステムなどが該当します。

実際には、コンポーネントごとにスケール アップと冗長化が可能であり、以下の参照先にあるように、そのスケール アップの指標を始めとして、推奨するスペックから一般的に想定される規模に応じたサーバーの構成など、お客様やパートナー様がハードウェア構成を考える上で必要とされている情報が、多くのリソース (携わっている人数や開発コスト、長年の経験や多くの導入事例) によって培われ、全て公開情報として提供されています。そのエンタープライズサーチは、どれだけの情報が公開され、購入前からベンダーに問い合わせることなく適切な構成を検討することが可能になっていますか?

Enterprise search architectures for SharePoint Server 2013
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=30383

パフォーマンスと可用性のために検索を拡張する (SharePoint Server 2013)
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj219628.aspx

Performance and capacity test results and recommendations (SharePoint Server 2013)
http://technet.microsoft.com/en-us/library/ff608068.aspx

探しやすいように、これまでの「検索機能のすゝめ」をまとめておきます。

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