SharePoint 2013 検索機能のすゝめ (2)


SharePoint 2013 では、高度な検索機能を含めて REST、JavaScript や CSOM (クライアント側オブジェクトモデル) といった利用し易い API によって、任意の場所から操作を行えるようになっています。詳しくは、以下の MSDN のページを確認してください。

SharePoint 2013 での適切な API セットの選択
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/f36645da-77c5-47f1-a2ca-13d4b62b320d(Office.15).aspx

ですが、ここでは、「API が新しいよ」ということをお勧めポイントにしたいわけではありませんので、もう少し話を続けます。

SharePoint 2013 という情報共有基盤をどこに配置するかで、次のようなパターンがあります。

  1. オンプレミス : 自社内にサーバー環境を構築して運用する
  2. Office 365 : マイクロソフトが提供するクラウド サービス
  3. パートナー クラウド : パートナーが自社データセンターなどで提供するクラウド サービス。データセンターの所在地やサービス レベルに特徴があるケースが多い

最近では、以下のケースのように、情報共有基盤を上記のどれか一つに絞れないハイブリット環境の構築が求められるケースが増えています。

  • 通信インフラの関係上、世界の拠点やエリア毎に情報共有基盤を設置する必要があるが、本社以外にはあまり多くの IT 管理者が居ないので、そういったところではクラウド サービスを利用したい
  • 開発部門などの持つような秘匿性の高い情報はオンプレミス上に置き、秘匿性の低い情報はコストが安く済むならクラウド上に置きたい
  • 5 年後を考えると、全ての情報をクラウドに置きたいが、今すぐというわけにはいかないので、並行運用して徐々に移行したい
  • 社外の取引先とはクラウド サービスで情報共有を行い、社内ではオンプレミスで情報共有を行いたい

複数の情報共有基盤に散らばった情報をまとめて手繰り寄せるには検索および検索をベースにした機能がベストです。これは、皆さん自身が、インターネット上に散らばった情報を見つけるために Bing、Google や Yahoo! といった検索エンジンを利用していることから肌身に染みているはずです。価格コムさんのような複数の EC サイトから集めた情報の比較サイトも、検索をベースにしたサイトです。

SharePoint 2013 を利用すると、標準で提供する機能が新しい API を利用して、複数の場所に存在する情報共有基盤を非常に簡単な設定で繋ぐことが出来ます。はい、ここで、やっと API の話が出てきましたね。

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実際にどう設定するのかに関しては、以下の Web ページのから辿れる「Configure a one-way hybrid environment with SharePoint Server 2013 and Office 365」の内容を確認してください。ユーザー認証の連携さえ出来れば、後はそれほど大変ではありません。

Hybrid for SharePoint Server 2013 (英語)
http://technet.microsoft.com/en-us/library/jj838715

SharePoint 2013 hybrid resources (英語)
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=35593

更に、この考え方は、オンプレミスの情報共有環境が SharePoint 2013 以外 (例えば、ファイル サーバー、Lotus Domino や SharePoint 2007/2010) であったり、これから徐々に SharePoint 2013 に移行を考えているケースても、オンプレミス環境に検索用のサーバーとして SharePoint 2013 を導入すれば実現可能です。

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オンライン環境およびハイブリット環境のことを考えて作られ、色々な環境による提供方法が存在している結果として実現できることであり、SharePoint 2013 を選択した際に得られる大きな利点と言えるでしょう。

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