エンタープライズサーチによる課題の解決 (2)


かなり前のことですが、@ITで記事にしていただいていた「エンタープライズサーチと6つの罠」に応える形で、解決方法を記載していきます。
  http://www.atmarkit.co.jp/im/cop/serial/search/01/01.html


解決方法その1. コンテンツのリファインメントとフィールドナビゲーション

欲しい情報をすぐに得られない、その大きな理由は二つあります。

 

1. キーワードで検索すると検索結果が大量に表示されてしまい、どれを見たらいいのかわからない

2. どのようなキーワードで検索すればいいかわからない

 

前者は、あるキーワードに対する検索結果が多く出すぎて本当に欲しいコンテンツに辿り着けない経験がYahoo!Googleなどのインターネット検索でも時々遭遇したことがあるのではないでしょうか。

インターネット検索では気にならない(あるいは気になってもどうすることもできない)ものですが、企業での検索ではそういうわけにはいきません。辿り着けないだけでも機会損失につながるばかりではなく、ユーザーがその時点でそっぽを向いて使わなくなってしまうこともあります。

 

この点に有効なのが、「コンテンツのリファインメント(洗練)」機能と「ナビゲーション」機能です。コンテンツのリファインメントとは、検索対象のコンテンツから有益な情報を抜き出し、検索用インデックスへの追加情報とすることを指します。この追加情報を「フィールド」と呼びます。ナビゲーションとは、検索結果からの絞り込みを容易にする機能のことです。

 

実際に例を見ながら機能を説明しましょう。このスクリーンショットは、ウィキペディアのコンテンツを収集し、「松本人志」というキーワードで検索した際の検索結果画面です。

 

画面右側に表示されている「会社名」「地名」「人名」「作成日」といった箇所がそれぞれナビゲーションです。

 

ナビゲーション機能で重要な点は、それぞれのナビゲーションに表示するフィールドの値(「地名」ナビゲーターの「大阪府」や「東京都」)が、検索結果(上記のケースでは、「松本人志」で検索した結果)のそれぞれのコンテンツが持っているフィールド情報からのみ生成し、検索結果に含まれないフィールドからは生成されていないことです。更に、それぞれのフィールド値を含むコンテンツの正確な件数を返すことも重要です(例えば、「兵庫県」に関するコンテンツが10件含まれていることがわかります)。

こういったポイントを踏まえていない不完全なナビゲーションでは、あるフィールドをクリックすると検索結果が一件も含まれていなかったり、「作成日」ナビゲーションなどで見てとれるようなフィールドごとに含まれる件数を見ることができることによるコンテンツの傾向などを知ることができず、ユーザーのための機能としては不十分なものとなってしまします。

 

<続く>

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