Office 365 Client Performance Analyzer (OCPA) が SharePoint Online にも対応してますよ

以前、「SharePoint Online のデータセンターの場所と速度」という記事を投稿したところ、かなりのアクセス数でしたので、SharePoint Online のパフォーマンスを気にしている人が多いのかな~と思っていたのですが、関連する素敵なツールを見つけましたので、お知らせします。

ご存知の方も多いと思いますが、Exchange Online のパフォーマンス確認によく利用されていた Office 365 Client Performance Analyzer (OCPA) と呼ばれるツールがあります。今日確認したら、このツールが SharePoint Online にも対応していましたので、さっそく実行してみました。
ちなみに、いつから対応したのか、私もよく知らないので、情報古かったらごめんなさい。

インストールして、ライセンス条項に Accept すると表示されるメニューでおもむろに [Run SharePoint Analyzer] をクリックし、対象となる SharePoint Online の URL (https://<テナント名&gt;.sharepoint.com) を入力して [OK] をクリックして待つだけです。

image

しばらく待つと、確認した結果が表示され、問題があると赤色で表示され、確認すべき内容が記載されるようです (Wifi ルーターで確認したのですが、私の環境はオールグリーンだったので…)。
DNS 周りなど調べにくい項目もバッチリです。

image

image

どうしても [この拠点から/この端末から] 遅いんだよなぁ、という場合に、該当する端末でエンドユーザーに実行してもらえば結果が表示されて CSV 形式で保存してメールで送ってもらうなんてこともできます。これは、Office 365 管理者やパートナーさんには必須なツールではないかと。

さて、お待ちかねのツールの説明やダウンロード先が記載されたページはこちらをどうぞ。

Office 365 Client Performance Analyzer
https://support.office.com/en-us/article/e16b0928-bd38-423b-bd4e-b8402bc106aa

OneDrive for Business 次世代同期クライアントが Windows 8.1 に対応しました

エイプリルフール ネタではないです スマイル

私のお気に入りのアプリケーションである OneDrive for Business 次世代同期クライアントがついに (やっと?) Windows 8.1 にも対応しましたね。

以下のページに、Windows 8.1 も含めたインストール手順が記載されています (手順といってもダウンロードしてインストールするだけですが)。

Upgrade your OneDrive syncing experience in two steps
https://support.office.com/en-us/article/7af500d9-a18e-4abb-8450-b94f4e52c1a0

それでは、Windows 8.1 を利用している皆さんも OneDrive for Business 次世代同期クライアントで働き方改革を!!

Office 365 監査ログ レポートの PowerShell コマンドレットによる利用方法

やっっっっっと、Office 365 監査ログ レポート (直前まで Office 365 アクティビティ レポートとも言っていました) がリリースされました。

Auditing, reporting and storage improvements for SharePoint Online and OneDrive for Business
https://blogs.office.com/2016/02/17/auditing-reporting-and-storage-improvements-for-sharepoint-online-and-onedrive-for-business/

Search the audit log in the Office 365 Protection Center
https://support.office.com/en-us/article/0d4d0f35-390b-4518-800e-0c7ec95e946c

Office 365 監査ログ レポートの機能そのものに関しては以下を参照ください。

Search the audit log in the Office 365 Protection Center
https://support.office.com/en-us/article/0d4d0f35-390b-4518-800e-0c7ec95e946c

今回は、PowerShell コマンドレットである Search-UnifiedAuditLog を利用してみます。

Search-UnifiedAuditLog
https://technet.microsoft.com/en-us/library/mt238501(v=exchg.160).aspx

利用に際して最初の壁になるのが、IP アドレスやユーザー エージェントなど詳細な情報がパラメータ AuditData に JSON フォーマット ({“abc”:”xyz”,”def”:”123”,…}) で入っているので、分割が必要だという点です。
Exchange、SharePoint や Azure Adcite Directory など各種サービスの情報をまとめているので、情報の構造が異なるためにこのようなフォーマットになっているのですが、素晴らしいことに PowerShell には ConvertFrom-Json コマンドレットがありますので上手に利用します。

ということで、こちらに簡単なサンプルを記載してみます。AuditData から IP アドレスと ObjectId (ファイルを参照した場合だとファイルのフルパス) を抜き出して CSV ファイルとして保存しています。

$credential = Get-Credential

Connect-MsolService -Credential $credential

# Exchange Online へ接続

$exchangeSession = New-PSSession -ConfigurationName Microsoft.Exchange -ConnectionUri “https://outlook.office365.com/powershell-liveid/&#8221; -Credential $credential -Authentication “Basic” -AllowRedirection

Import-PSSession $exchangeSession

# Office 365 監査ログ レポートの情報の取得

$logs = Search-UnifiedAuditLog -StartDate 1/5/2016 -EndDate 2/14/2016 -RecordType SharePointFileOperation -ResultSize 5000

# CSV ファイルへの出力

Foreach ($log in $logs)

{

$data = (ConvertFrom-Json $log.AuditData)

$output = $log.CreationDate.ToString() + “,” + $log.UserIds + “,” + $log.Operations + “,” + $data.ClientIP + “,” + $data.ObjectId

Add-Content -path C:\Temp\auditlog.csv $output -Encoding String

}

すごく簡単な参考資料 (https://doc.co/Wvr39x) も見ながら、Office 365 監査ログ レポートの機能をうまく活用してみてください。

[備忘録] Office 2016 最初な人向けの情報

Office 2016 の新機能

Office 2016 は、Office 2013 までと比較して見た目がガラッと変わっているわけではありませんが、便利な機能が追加され、Office 365 Solo や Office 365 ProPlus のユーザーには日々進化していく形が取られています (注意 : Office 365 ProPlus のユーザーは管理者によって進化させない、つまり更新しないことも可能です)。

Office 2016 の新機能および Office 2016 がリリースされた後に追加されている新機能は以下から確認できます。

Office 365 向けの Office 2016 の新しい機能と改善された機能
https://support.office.com/ja-jp/article/95c8d81d-08ba-42c1-914f-bca4603e1426

上記のページの「2015 年 9 月」の項目が前者で、「2015 年 11 月の主な更新内容」は後者に該当します。
個人的には、「新しい送信オプション」という “PDF 化したファイルをメールですぐ送る” 機能は重宝しています。

Office 2016 のクイック スタート ガイド

印刷して机に貼っておくなどの用途でよく利用されるクイック スタート ガイドですが、Office 2016 用のものは以下にあります。

Office 2016 クイック スタート ガイド
https://support.office.com/ja-jp/article/25f909da-3e76-443d-94f4-6cdf7dedc51e

Office 2016 のトレーニング

Office 2016 を操作する簡単なビデオや手順が記載されたトレーニングの内容は以下より参照可能です。

Office 2016 のトレーニング
https://support.office.com/ja-jp/article/8e50dbf2-8993-44d0-9e29-076b60fe93e6

日々進化する (してしまう) Office の手順書などの作成を考えるのであれば、これらのページへのリンクを紹介する方が経済的だと思うんですよね。

新しいOfficeはこちら!?

ものすごく久しぶりのブログの更新が検索でもなくSharePointでもなくOfficeとは…

さてさて、アメリカ時間の9月22日 (日本時間の9月22日夜) に Office 2016 for Windows のリリースがアナウンスされました。

The new Office is here
https://blogs.office.com/2015/09/22/thenewoffice/

インストールすると、晴れて、あなたのOfficeのバージョンは「16.0.4229.1024」です!やったね!!

image

ちょっと待った!

予定されていたとはいえ、日本ではシルバーウィーク中に…と思っている暇もないのは、Office 365でOfficeを利用している人かと。企業向けの契約でOfficeを利用している方向けに、ちょっと状況の解説を。

Office 365 ProPlus (Office 365 E3/E4含む) ユーザー向け

実は現時点では何も起きません。つまり、Office 2016なOffice 365 ProPlusはインストールされません。
みなさんは、CBB (Current Branch for Business) と呼ばれる、機能更新プログラムがリリースされてから4ヶ月後 (2016年2月) に配信される更新モデルですので、すぐには何も起きないということです。

俺はすぐに使いたいんだぜ~、という素敵な人は、「テナントが先行リリース機能」を有効にしていればOffice 365ポータルからインストールできます (先日までOffice 2016プレビューがインストールできた箇所です)。
Office展開ツールで配信もできますが、ここでは割愛します。

Office 365 Businessユーザー

既にOffice 365ポータルからはOffice 2016なOfficeが配信されています。

Office展開ツールまたはActive Directoryグループ ポリシーを利用してPCが更新用のモジュールを社内のファイル サーバーから取得するように設定をしておらず、Officeの自動更新がオンになっていればOffice 2016なOfficeに一ヶ月後に更新されます。

俺はしばらくOffice 2013なOfficeがいいんだ!という場合には、更新する前にPowerPointなどのOffice プログラムを起動して、[ファイル] タブ、[アカウント] タブをクリックし、[更新オプション] の [更新を無効にする] をクリックします。
image
Office展開ツールまたはActive Directoryグループ ポリシーを利用して更新したり、更新用のモジュールを社内のファイル サーバーから取得するように設定することも可能ですが、ここでは説明を割愛します。

参考) Overview of update branches for Office 365 ProPlus
https://technet.microsoft.com/en-us/library/mt455210.aspx

とはいえ

互換性も非常に高いようですし、サポート期間なども考えると、早くOffice 2016なOfficeの利用を開始されるのがよろしいかと。
計画はお早めに!

SharePoint Server 2016 と検索

2015 年 5 月 4~8 日にシカゴで Microsoft Ignite と呼ばれるイベントが行われました。その際に、SharePoint Server の次期リリースである SharePoint Server 2016 のより詳細なアナウンスやセッションも行われています。

SharePoint Server 2016 の更新
http://blogs.technet.com/b/bpj/archive/2015/04/23/sharepoint-server-2016-update.aspx

ここでは、その中でも検索機能に絞ってピックアップしてみたいと思います。

制限の緩和

本ブログの以前の投稿にもありますが、SharePoint Server 2013 では「インデックス付きのアイテム」 (インデックス可能なアイテム数) は 最大 2.5 億でしたが、SharePoint Server 2016 では最大 5 億となる予定とのことです。これによって、更に大規模な検索システムの構築が可能になります

image
What’s New for IT Professionals in SharePoint Server 2016

検索インデックスをクラウドに格納

クラウド SSA (Cloud Search Service Application) 「のみ」をオンプレミスで動作させ、コンテンツから文字情報を抽出したり、検索インデックスを作成し、保持するといった動作をセキュアにクラウド (Office 365) に任せることが可能になります。これによって、検索インデックスをクラウド上に置くことで、オンプレミス (社内) に検索インデックスを置くためのサイジングなどが不要になり、冗長化などの検索インデックスのメンテナンスをマイクロソフトに任せることが可能になります。

但し、検索インデックスの構築をクラウドに任せることになるため、コンテンツ エンリッチメント Web サービスのような文字情報の追加処理は行えないようですので、その点はご注意ください。

image
What’s New for IT Professionals in SharePoint Server 2016

image
Implementing Next Generation SharePoint Hybrid Search with the Cloud Search Service Application

また、Office Delve といった検索インデックスを利用するクラウドのサービスが社内の情報を元に利用可能になります

image
Office Delve and Office Graph Vision and Roadmap

ハイブリット構成の充実

検索インデックスをクラウドに格納するようなハイブリット構成を、これまでよりも簡単に実現できるようになります。

image
What’s New for IT Professionals in SharePoint Server 2016

SharePoint Server 2013 の話題も!

現在のリリースである SharePoint Server 2013 の話題も Microsoft Ignite でありました。まずは、是非、以下のセッションの内容は確認ください。私がこれまで見た中でも最も詳しい SharePoint Server 2013 の検索に関するセッションの一つだと思います。スバラシイ。

Effective Search Deployment and Operations in SharePoint Server 2013
http://channel9.msdn.com/Events/Ignite/2015/BRK3176

また、上記で記載した「クラウド SSA」は、SharePoint Server 2013 向けにも提供されるようですので、ご安心を。

SharePoint Online のデータセンターの場所と速度

2015年1月14日に、アップロード速度が十分に出る時間帯で再計測した結果を追加しました。

Office 365 の日本データセンターが稼働していますね。以下に、現在利用しているテナントが何処のリージョンにあるかを調べる方法が記載されていますので、これまで取得していた東アジアリージョンと新しく検証用に取得した日本リージョンの速度の違いを比べてみます。

Office 365 のデータセンターの場所を調べる方法
http://community.office365.com/ja-jp/b/office_365_community_blog/archive/2014/12/17/how-to-figure-out-the-location-of-datacenter.aspx

速度に一番顕著な差が出るのは SharePoint Online (OneDrive for Business) だと思われますので、1 GB のファイルをダウンロード・アップロードする速度で比較してみましょう。
なお、検証環境および検証結果は、全て 2015年1月12日現在のもので、簡易な検証結果でもあり、結果が保障されるものではありません。

検証環境

今回利用した検証環境は以下の通りです。

  • OS : Windows 8.1 64bit版
  • ハードウェア : Intel Core i7-3635QM @ 2.4GHz、メモリ 16 GB、LAN Intel 82579LM Gigabit Ethernet (オンボード)
  • ブラウザ : Internet Explorer 11 (32bit)
  • ルーター : NEC Aterm WR9500N
  • 回線 : フレッツ 光ネクスト ハイスピードタイプ (ダウンロード 最大 200 Mbps、アップロード 最大 100 Mbps)
  • 価格.com のスピードテスト・回線速度診断価格.com のスピードテスト・回線速度診断によると、以下の計測結果
    アップロード : 21.7 Mbps (2.71 MB/s、1 GB アップロードを 6 分 17 秒相当)
    ダウンロード : 69.7 Mbps (8.71 MB/s、1 GB ダウンロードを 1 分 57 秒相当)
    2015年1月14日に再計測した結果です。
    アップロード : 94.8 Mbps (11.85 MB/s、1 GB アップロードを 1 分 26 秒相当)
    ダウンロード : 96.4 Mbps (12.05 MB/s、1 GB ダウンロードを 1 分 24 秒相当)
  • 検証方法 : Web UI 経由で 1 GB のファイルを 3 回ダウンロード・アップロードし、平均値を算出
  • 計測方法 : ストップウォッチの Windows アプリケーションを手動で利用

検証結果と推察

検証結果は以下の表の通りです。

リージョン アップロード速度 (時間) ダウンロード速度 (時間)
東アジア 1.34 MB/s (12分44秒)

2.46 MB/s (6分57秒)

日本 2.60 MB/s (6分33秒) 3.54 MB/s (4分49秒)
速度向上 (%) 94% 43%

日本リージョンを利用することで、ダウンロード速度は 40~50% 程度向上し、アップロード速度は 100% 程度向上していますが、日本リージョン利用時のアップロード時間は、3 回の計測時それぞれ「6分35秒」「6分32秒」「6分32秒」と回線速度診断のほぼ上限のため、この検証環境よりも高速な回線を利用している場合には更なる向上が望めるかもしれません (早くフレッツをギガに変更しなくては…)。

2015年1月14日に再計測した結果は以下の通りです。日本リージョンを利用することで、ダウンロード速度は 400~500% と大幅に程度向上し、アップロード速度も 120% 程度向上しています

リージョン アップロード速度 (時間) ダウンロード速度 (時間)
東アジア 1.87 MB/s (9分9秒)

3.72 MB/s (4分35秒)

日本 4.12 MB/s (4分8秒) 21.33 MB/s (48秒)
速度向上 (%) 120% 473%

いずれにせよ、少なくとも日本リージョンを利用することで、日本から SharePoint Online / OneDrive for Business を利用するユーザーにとっては、これまでよりもネットワーク速度が高速に感じられるのは間違いないでしょうね。